先日知人からの依頼で、とあるコンサートの演奏の手伝いをしてきました。


知人は40代後半の方ですが、40代に差し掛かる頃、
目の手術から視覚を失ってしまった視覚障害の方です。


絶望の中、救ってくれたのは家に眠っていた一本のギター。
奥様の励ましと共に、若い頃夢中になった音楽が自身に
希望を持たせ、明るい道を開いてくれたそうです。


今回のコンサートは同じように何らかの障害を持った方々が、
音楽に助けれられ、その演奏の喜びを胸にお互いを理解し、
障害を持っていても素晴らしい自己表現が出来ることを伝えるための場です。


とはいっても内輪のものではなく、
年1回、東京国際フォーラムで行う大きなイベントで、
全国から選ばれた方達が、皆グランプリ目指して必死に準備して来ています。


知人はギター弾き語りスタイルなので、私はもう一本のギターでサポートを行いました。
出演者14組に対して介添スタッフが200名も動く大人数でのコンサートだけに、
人の出入りは非常に多いのですが、
楽屋は何組かが一緒に過ごす緊張の空間。
同じ室内には同じように視覚、肢体、言語、精神など様々な障害の方がいて、
コンサート本番に向けて緊張を高ぶらせています。


本番がスタートし、楽屋には会場のモニター音声が聞こえてくるのですが、
あらためて驚いたのは、その演奏性の高さと、音楽表現の豊かさです。
一人一人が個性を持ち、本当にピュアな思いや熱い表現で演奏する姿にただただ、感心してしまいました。


自己表現と注ぐ集中力に関しては、決して自分なんて敵わないと思わされるくらい、
何か根本的な違いを感じさせられてしまう演奏ばかりでした。
知人も緊張しながらも、ステージ上では込めた思いを表現できたことに
達成感と喜びを感じたと話していました。


個性の表現は、やはり人と同じように、あるいは人真似で追っかけて、と突き進んでも
何も見えて来ない。自己表現の苦労とある一点への集中があってこそ、磨かれるものが出てくるのだなと
あらためて感じた一日でした。


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